主峰の天皇峰(845m)から連天峰(739m)、三仏峰(775m)へと連なる稜線が、鶏のとさかを頭にかぶった龍の姿に似ていることから「鶏龍山」という名前が付けられた。車嶺山脈の中でも比較的険しい鶏龍山は、悠々と流れる錦江の風情とともに独特な山岳景観をなしている。鶏龍山は、風水においても韓国4大名山に挙げられ、特に、鶏龍8景は景色が美しいことから多くの観光客が訪れる。
忠清南道公州市盤浦面東学寺1路327-6
公州市寺谷面にある泰華山は、山の中腹に千年寺院「麻谷寺」があることで有名である。軽いハイキングの後に寺院の美しい趣までを感じることができるため、多くの登山客が泰華山の赤松林を訪れる。全ての区間が松林であるため、自然と山林浴が楽しめる。維鳩・麻谷の渓谷は、昔から戦乱から逃れられる十勝之地として「択里志」や「鄭鑑録」などの地誌に記録されている。
忠清南道公州市寺谷面センゴルキル32-87
公州市反浦面馬岩里の錦江沿いに位置している。青壁は、北に連なる民族霊山「鶏龍山」が錦江へと急激に根を下ろす部分に誕生した絶景である。幅100m、高さ25mの巨大な絶壁とその下を滔々と流れる錦江の景観は、昔から文人墨客に愛されてきた公州の名勝である。青壁山(277m)の頂上からは、青壁を濡らして南へと流れを変える錦江が公州の中心部へと流れていく景色が楽しめる。
忠清南道公州市反浦面馬岩里サン4-4
標高314mで「ボンウ峠」とも呼ばれている。公州の市街地を中心として東南部に位置し、東西方面に比較的高い山地を成している。トゥリ峰(馬越山)、舟尾山とともに公州市を大きな舟の形で囲んでいる。公州市の鎮山とされ、朝鮮時代にソウルと南部地域間の通信手段として中枢的な役割を果たした烽燧台がある。朝鮮時代に築造された烽燧台は、全羅道地方から上げられた烽火を正安面の高燈山の烽燧に伝達し、三南地方からソウルへと通信した重要な地であった。
忠清南道公州市新基洞ギル149-21
公州市を大きな舟の形で囲む月城山(烽燧台)、舟尾山、トゥリ峰(馬越山)に至るコース。公州大幹に差し掛かるとトゥリ峰頂上と烽燧台の下部に一息つける東屋があり、烽燧台の東屋の150m下にある鉄分を含む湧水は、登山客の喉を潤してくれる。
各コース別登山口を参考